井阪 有希

自分を知ると言うことは、
源泉を見つけるようなもの。

掘って見つかったと思っても、
その先を掘っていくと、また見つかる。

底なしだ。

でも、ようやく底が見えた。

どうして、あんなに悲しかったのか？
どうして、あんなに腹が立ったのか？
どうして、あんなに落ち込んだのか？
どうして、あんなに許せなかったのか？

私の大切にしていること、大切にしてきたこと、
これからもずっと大切にしていきたこと。

それは、
正義感でも、善悪でも、こだわりでもなかった。

ただ「そうなんだね」と言って欲しかったと言う想い。

反論されたことが腹が立ったんじゃない。
否定されたことが悲しかったんじゃない。
笑われたことが悔しかったんじゃない。

たとえ、自分の思い通りにならなくてもいい。

ただ、想いを聞いて欲しかっただけ。

今、これだけ自分に自信を持ち
胸を張って歩いていけるようになれたのは、

誰もわかってくれない
誰にもわかってもらえないと孤独感を感じていた時に
「そうだよね！分かるよ」という言葉に出会えたから。