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あなたが得意なことはなんですか?

専門アドバイザー

井阪 有希

あなたが得意なことはなんですか?

自分が何が得意かは、
いろんなことをやっていく中で見つかっていくものだと思います。


でも、もし、「これだ!」というものが見つかっていなかったら、
本当にまだ見つかっていないのか?
もう見つかっているのに
自分で気づいていないだけかもと疑ってみることも大切です。


私が個人セッション(自己内省)というものをしているときに、
いつも感じるのは、
こんなに素晴らしい能力(強み、魅力)を持っているのに、
使わないのは勿体無い!!と、いつも感じます。


それはセッション以外でも同じです。

表面的には分からないけれど、
少し話をすると
いろいろ頑張って今があるし、
そして、今も頑張り続けていることが、よく分かります。


強そうに見える人も、
弱い自分を知っているから強がっているように振る舞っているだけで、
本当は、認めてほしい。自信を持ちたい。愛してほしい。って
心の中では、いつも思っている。
そんな自分を隠しながら強がっている。

目立たない存在で、一見、自信がなく、弱々しく見えても、
本当は芯の強さを持っています。

このように外見と内面との差を感じた時、
私は、その人をとても愛おしく思うのです。


最近、一番愛おしく思えたのは自分でした。


ある大失敗をした時、

自分のいいところを見ようと思っても
自分の嫌いなところばかり見え、

自分ができているところを見ようとしても
できないところばかり気になり、

これからできることを考えようとしても
過ぎ去った過去のことばかり気になってしまう。

もう、這い上がれない。

どうしても無理だと完全に自信を失った中で

「この悲しみを乗り越えてみよう」
「どうしたら乗り越えられるか突き詰めて考えよう」
「今の苦しさ辛さに、真正面に向き合っていこう!」
と決心することができました。


そうして、そんなに勇気が持てたのかと言うと

今、私が、ここを乗り越えられたら
私が乗り越えられた経験が
クライアントさんがどん底になった時にも
心のサポートする力に必ずなる!
と思ったからです。

「人は、誰かのためを想うと強くなれる」という言葉がありますが、
本当にそうだな。と自分が体験してみて
つくづく感じました。


自分のために頑張って起きあがることばかり考えていたら
こんなに速く起き上がることはできなかったでしょう。

その時は、起き上がる気力も勇気も元気も、
何もかも失っていたから。


でも、もう大丈夫!
悲しみをとことん感じ、
感じ切った後に、
自分の中から湧き上がってきた力で起き上がることができたから
一つ強くなりました。

失敗をして、それを乗り越えたからこそのご褒美ですね。


傷ついた時の悲しみは忘れても、
傷ついた時に、側に駆けつけてくれた人の温かみは忘れない。

だから、私も、傷つている時こそ側に駆けつけられる存在でありたい。