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どんな状況で死ぬか考えたことありますか?

専任アドバイザー

山中 りつ

どんな状況で死ぬか考えたことありますか?

ピンピンコロリという言葉を聞かれたことは、ありますか?

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)によると
ピンピンコロリとは、健康寿命の長さを言い表した表現で、
「病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝込まずにコロリと死ぬこと、
または、そのように死のう」という標語。略してPPKというとあります。

年配の方にお聞きすると、寝たきりと認知症は避けたいと
多くの方がおっしゃいます。
自分が、どのような死に方をするのか選べたらよいのですが
そうはいきません。

介護保険のお世話になる方も増加しています。
介護保険のお世話になりたくないと思っていても
お世話になるのが現状です。

また、3世代世帯は、減少していて、夫婦のみの世帯と単身世帯が増えています。
ということは、子どもが巣立つと、別居して夫婦のみで生活し、
夫婦のどちらかが亡くなると一人で生活しているということですね。

自分や義理の父母の老後の世話はしても、自分の老後は、
夫婦か一人で子どもの世話は受けないということですね。

2003年に第一生命経済研究所が
日本全国の40~79歳までの男女792名を対象に行った調査によれば、
64.6%が理想の死に方として「心筋梗塞などである日突然死ぬ」を選択しており、
ピンピンコロリを理想とする人が多いことを伺わせています。
突然死を選択した理由としては、
「家族にあまり迷惑をかけたくないから」(85.9%)、
「苦しみたくないから」(62.3%)が挙げられています。

それでは、要介護になった原因の第1位は何かというと、
男性は脳卒中、女性は認知症なんですね。

ということは、
脳卒中や認知症にならないようにしましょうということなんですが、
どうすれば予防できるかご存じですか?
その予防って難しいですか?

次回は、脳卒中や認知症の予防法をお伝えします。
お楽しみに!