Content コンテンツ

侍ジャパンのチームでは、本音を話せたーー安心安全な場の大切さ

専任アドバイザー

小野 京子

侍ジャパンのチームでは、本音を話せたーー安心安全な場の大切さ

また侍ジャパンの話題になりますが、チームでは本音が話せる安心安全な場があったそうです(白井コーチ)。

組織やチームが発展,成功できるかどうかは、本音が話せる安心安全な場があるかどうかにかかっています。心理的安全性は、今話題になっている概念です。

セラピーの場も同じです。私が実践しているのは,パーソンセンタード表現アートセラピー(長い--)ですが、その哲学は,まさに安心安全な場を作る事が中核になっています。

パーソンセンタード・アプローチは、カール・ロジャーズという有名なアメリカの心理学者が作った哲学です。心理的成長が起こる場は、安心して自分を語れる場です。

ロジャーズによれば、植物の種が、土壌の栄養素を得て、太陽を浴びて,その種の可能性を発現するように,人も心理的に安全な場におかれることで、その人の可能性を伸ばせます。ありのままのその人が尊重,リスペクトされる場です。

パーソンセンタード表現アートセラピーでは、作品を分析解釈しません。その人みずからの気づきを大切にします。その人みずからの成長を促すための要素が心理的安全性です。

私は30年以上このアプローチを実践してきて、その力を実感しています。

そしてみずから気づいたことは,納得感があり、積み上がっていきます。

その安全感の中でアート表現をすることで、安心して自分との対話が生まれます。