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本当に悪い子!?


  


      

専任アドバイザー

岸田 隼和

本当に悪い子!?

お子さんがなかなか言うことを聞かない。
こんなお悩み多いかと思います。

しかし別の見方をすると、
『言うことを聞かない子』というのは、
『意思がはっきりしている』
『自分のやりたいことが見えている』
と、自ら方向性を決めたいという
意欲にあふれた子供たちです。

一方、『言うことをよく聞く子』は、
親にとっては『育てやすい子』です。

なぜなら、親の精神的負担が少ないからです。

でももし、この子たちを必要以上に
管理したり、先回りして育ててしまったら…
指示がないと動けない。
こんな人になってしまいます。

ですので、
『言うことを聞かない子』は
決して悪くはありません。

子育てでは、子供を一人の意見を持つ人間として
向き合うことが大切です。

子供のやることにあれこれと口を出さず、
任せてしまうのです。

『ほったらかしている状態』の中で、
子供たちは試行錯誤しながら多くを学んでいきます。

親としてやってあげたいのは、

・子供に選ばせる機会を作ること
・子供に『どう思う?』と相談を持ちかけること
・子供の話に『いいアイデアだね』と言うこと
・今までよりも3歩下がって見守ること

このような機会を意識的に作ると、
子供は自分で考えて判断するようになっていきます。

最初は、食事のメニューや洋服選び
こんな身近なところからスタートしてみてください。

『自分で考えて決めた』という経験を
繰り返すことが、自立した
指示待ちをしないで自ら行動できる人に
なっていきます。

『言うことを聞かない子』
という見方を辞めてみましょう。
ただ、適度な声掛けは忘れずにしてくださいね。