Content コンテンツ

背筋、首しか上がりません…

専任アドバイザー

小山 泰子

背筋、首しか上がりません…

ウェルネスファミリーのYASUKOです。

私の父は予防医学と運動生理学の専門家なので、運動や筋肉、老化や脂肪細胞について熟知していて、昔から筋肉トレーニングについては、とても詳細に教えてくれました。

今日のテーマは老化予防に効果的な筋肉トレーニングです。

400種類ほどある筋肉のうち、老化しやすい筋肉は主に4か所あります。
そのうち最もアンチエイジングの要となるのは背筋です。筋トレをやるならまず背筋!
若々しい姿勢を保ち、腰痛、肩こりの改善に効果てきめんです。

比較的若い世代の方々からは、いつも何かあるとすぐに腰痛になりがちだったのに、背筋するようになってから、本当に腰痛が治って驚きました!という感想が多いのですが、年齢が上がってくるにしたがって、背筋を鍛えることがなかなか難しくなってくるようです。

以前背筋のやり方の写真をシェアしたところ、あるクライアントさんから、「背筋をやってみようとうつぶせになって、足首を抑えてもらって、身体をそらせようと試してみたら、首しか上がりませんでした。どうしたらいいですか?」と質問を受けました。

確かに、年齢が上がれば上がるほど、自力で身体をそらせようとしても、なかなか上がらない方も多いかもしれません。
その場合は、まず第一段階として、手のひらを床面に胸の脇くらいの位置において、そのまま両腕をつっかえ棒のようにして、上半身を支えながらゆっくり背中をそらしてみてください。
無理せずできる範囲で構いません、もし可能なら視線は天井を見る感じで。
その際、息を止めないで、努めて息をゆっくり吐きながら背中をそらし、少しの間、ゆっくり呼吸を続けながら、その姿勢をキープしてから、またゆっくりうつぶせの姿勢に戻ってみてください。
普段やらない動きなので、決して無理せず、努めてゆっくり無理のないように、毎日少しずつやってみてください。
そして、終わったら、地面に座って足を延ばした状態で、ゆっくり息を吐きながら膝がなるべく曲がらないように、上体を前に倒して数呼吸キープして、縮めた背中の筋肉を伸ばしておいてください。
自力でそらなくても、背中の筋肉は確実に縮めることができるので、トレーニング効果があります。続けていると背中の柔軟性も出てくるし、肩こりや腰痛予防にもとても効果があります。

気を付けなければいけないのは、急に勢いよくやらずに、ゆっくり呼吸をしながら、ゆっくりした動きでやること。縮めた背面の筋肉は必ず前屈して伸ばしておくことです。

これを続けていたら、姿勢もよくなるし、自律神経など身体の調子も整って本当に驚くほど身体が楽になりますよ。