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表現アートセラピーの私の師匠

専任アドバイザー

小野 京子

表現アートセラピーの私の師匠

表現アートセラピーの私の先生は、ナタリー・ロジャーズです。
写真がナタリーさんの晩年のものです。隣に写っているのが私です。

カウンセリングの父として有名なアメリカの心理学者、カール・ロジャーズの娘さんです。

カール・ロジャーズの哲学であるパーソンセンタード・アプローチを受け継ぎ、表現アートセラピーとドッキングさせて、パーソンセンタード・表現アートセラピーが誕生しました。ちょっと長い名前なんですが。

表現アートセラピーは、1人の人が確立したものではありません。ナタリーは、その創設者の1人とされています。ロジャーズ派の表現アートセラピーを確立しました。

ナタリーは表現アートセラピーを心理的に安全で自由な環境で提供することに心を砕きました。

エクササイズは、やりたくなければやらなくてよい、エクササイズの内容を自分に合わせて変えてよい、としました。

分析や解釈はしないので、安心して参加者が自分を表現できるようにしました。

ナタリさんは、このパーソンセンタード表現アートセラピー研究所を60歳を越えてから設立し,トレーニングを開始しました。

私がトレーニングに参加したのは、その数年後です。今から30年ほど前です。

ナタリーさんは、数年前に他界されましたが,世界中にナタリーさんから学んだ弟子たちが活躍しています。